大空へ飛翔する人々

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 「地球は青かった

これが初めて宇宙から地球を見たときの感想。

  

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 1961年4月12日、ソ連ボストーク1号史上初の有人宇宙飛行に成功

大気圏外を108分で1周し、ソ連領内の牧場に帰還。

 

この”人類初の壮挙”がアメリカ人の心に火をつけます

それなら我々は月へ行く

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1961年5月25日、ケネディ米大統領は上下両院合同議会での演説で、アポロ計画の支援を表明。

 

まず私は、今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成に我が国民が取り組むべきと確信しています。この期間のこの宇宙プロジェクト以上に、より強い印象を人類に残すものは存在せず、長きにわたる宇宙探査史においてより重要となるものも存在しないことでしょう。そして、このプロジェクト以上に完遂に困難を伴い費用を要するものもないでしょう。」

  

 このようにしてアポロ計画が始まり、アメリカ航空宇宙局NASA)は、1961年から1972年にかけて計6回の有人月面着陸を成功させます。

アポロ1号から17号まで打ち上げられましたが、1~10号機では、地球周回や月面周回を何度も繰り返して実験が行われ、ケネディが宣言して8年後の1969年7月16日、アポロ11号がようやく初の有人月面着陸に成功します。その後13号ではトラブルに見舞われ、月面着陸を断念しますが無事地球への帰還を果たし、これを除いては1972年の17号の月面着陸まですべて成功させます。

 

自転車屋を営んでいたライト兄弟1903年に世界初の有人動力飛行
1927年、移民の子リンドバーグがニューヨーク‐パリ間を渡る大西洋横断飛行
1931年、北太平洋横断飛行
20世紀に入って人はようやく空を飛び始めた。
人類の長い歴史から見れば、ごく最近のこと。
もし誰かがそれを想像してみなければ、
もし誰かがやってみようと試みなければ、
決して実現することのなかった夢なのです。