スピッツベルゲン島

 
Norway, Spitsbergen, Iceland, Greenland & Antarctica

スピッツベルゲン島は、スカンジナビア半島から遥か北部に浮かぶノルウェースヴァールバル諸島最大の島で九州とほぼ同じ面積を持つ。16世紀末にオランダの探検家に発見され、島の名称は「尖った山々」という意味のオランダ語に由来します。

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ちなみに北西方向にあるグリーンランドアイスランド(首都レイキャビク)はデンマーク領です。2019年に当時アメリカ大統領だったトランプ氏が突然「グリーンランドを買いたい」といって、デンマークはこれを拒否したのだそうですが、なぜ買おうと思ったのでしょうか。

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4月下旬から8月下旬までは太陽が沈まない「白夜」が続きます。
画像は定点観測された太陽の軌道です。
沈まない太陽、不思議ですね。

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北極に近いので、美しいオーロラが見られます。

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10月下旬から2月中旬までは逆に太陽が昇らない「極夜」が続きます。
ずっと夜。
 

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有名なスヴァールバル世界種子貯蔵庫(種子銀行)があります。
未来の地球に生じうる気候変動や自然災害、(植物の)病気の蔓延、核戦争等により世界が破滅した時に備えて世界中のあらゆる種子を備蓄してその絶滅を防ぐ計画です。
とても寒い地域なので地下が永久凍土層となっており保冷に適しています。

植物学者が建設を提案し、あのビル・ゲイツが出資して、ノルウェー政府および100か国以上が支援しています。ノルウェー政府はこれを「種子の箱舟計画」といい、ノアの箱舟とも呼ばれます。

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スピッツベルゲンは、「スピッツ(尖った)ベルゲン(山々)」という意味ですが、「ロビンソン」などで有名な音楽バンド「スピッツ」の草野マサムネさんは、この名称を「弱いのによく吠える」「パンクっぽい」ということで気に入り、高校の頃からグループ名にしようと思っていたたのだそうです。