仏法西還しゆく創価仏法(11.18創立記念)

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創価教育学体系 牧口常三郎著 1930年11月出版

1930年(昭和5年)11月18日の創価学会設立は、
牧口常三郎先生の「創価教育学体系」の発刊を契機とします。
日蓮仏法の精神に基づく教育思想を世に出し、多くの人材育成をしたい
という熱い思いから、戸田城聖先生が全財産1万9千円をはたいて
私心なき経済援助をして実現したそうです。

前回お話した宮沢賢治の「春と修羅」発刊が1924年
西洋思想を取り入れるのに盛んな時代であり、多くの出版社に断られ、
同じように自費出版するしかなかったという状況でした。

こちらの動画で、とてもわかりやすく解説されてます。
めざましテレビの生意気なうさぎみたいに楽しいノリで)
創価という名の由来も。


www.youtube.com


今年で創立91年目を迎えます創価学会は、
創立から100年経たないうちに世界192カ国地域に流布しました。
これは仏法史上、大変稀有なことです。

というのも、創価学会が信仰する法華経は、
もともとはインドの釈尊が説いた教えに由来し、
インド、中国、朝鮮を経て、6世紀に日本に伝わった仏教が、
鎌倉時代日蓮大聖人により、数ある仏教の最高経典として
法華経を選び取られ、南無妙法蓮華経という真髄を顕されたのですが、
インドではほぼ滅亡してしまった仏教が日本の仏法となって、
再び世界のあらゆる国や地域、文化圏へと伝播しているのです。

カレーに例えたら、インドカレーが日本へやって来て
試行錯誤を経て味が洗練され、普遍性を獲得し、
日本版カレーとして世界中の人々に支持されているようなものです。
CoCo壱番屋ゴーゴーカレーが世界進出のように)
単なるその国や地域特有の宗教ではなく、創価仏法はまさに、
あらゆる国で受容される普遍性を持った世界宗教へと
変貌していく途上にあるのです。

月は西より東に向へり 月氏の仏法の東へ流るべき相なり、
日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり
(諌暁八幡抄)