紀元前387年に哲学者プラトンは学園を開設。
最後に理想的な統治者が受けるべき哲学が教えられた。
師・ソクラテスもこの学び舎に足繫く訪れ、青年たちと対話をしたという。
ソクラテスは自らをシビレエイに例え、ただ知識を伝授するだけでなく、
人格的啓発により努力、忍耐、勇気、愛情など人間の美徳を伝えたのでしょう。
教師が一方的に話をし、生徒がただ受動的に聞き、記憶する勉強とは違いますね。
しかし、このような師に巡り合えるのは極めて稀なことかもしれません。
「プラトン書簡集」
プラトンがデュオニソス等当時の政治権力者たちに宛てた手紙の数々。全13篇。
「そもそもそれ(肝心の事柄)は、ほかの学問のようには、言葉で語りえないものであって、むしろ(教える者と学ぶ者とが)生活を共にしながら、その問題の事柄を直接に取り上げて、数多く話し合いを重ねてゆくうちに、そこから、突如として、いわば飛び火によって点ぜられた燈火のように、(学ぶ者の)魂のうちに生じ、以後は、生じたそれ自身がそれ自体を養い育ててゆくという、そういう性質のものなのです」
(第七書簡より)
また立正安国論は、主人と旅客による対話形式となっています。
そして一代聖教の肝心は南無妙法蓮華経であると結論。