ロメロ・ブリット(ブラジルを代表するポップアーティスト)

ロメロ・ブリット氏(Romero Britto、1963年10月6日-)は、ブラジルを代表するポップアーティストです。詳しいプロフィールは末尾に掲載。

ポップアートというと、アンディ・ウォーホルが有名ですが、この方も相当有名な方です。原色を散りばめた独特のアートスタイルは、様々なキャラクターやモニュメントに応用されています。

 

 

『FIRST  SUPPER』 あの「最後の晩餐」のオマージュです。

ブラジルらしい陽気な色彩は、名画もポップに。

 

ちなみに、この絵では十二使徒(12人のキリストの弟子)のうち、裏切者のユダが描かれていることで知られていますが、仏教にも釈尊の弟子に提婆達多という悪人(いとこ)がいて、嫉妬から釈尊を傷つけたり、阿闍世王を唆(そそのか)して父を殺害させたりするのですが、そんな悪人でさえも一切衆生を救済する法華経に縁して、未来に天王如来という仏になるとされています。

 

 

リオデジャネイロ・オリンピック(2016)では、オフィシャルアーティストとなってます。

 

2014年のFIFAワールドカップでも。

 

 

ディズニーとコラボ。

「ディズニーブリッド」のグッズがたくさんあります。

 

 

カラフルな自由の女神像。

色彩感あふれるファッションセンスですね。

 

 

ジョン・F・ケネディ空港の中央にあるりんごインスタレーション(空間芸術)。

あとヨーロッパにも、彼のパブリックアートがあるんですよ。

 

 

ロメロ・ブリット(Romero Britto、1963 年 10 月 6 日生まれ )

ブラジルの芸術家、画家、シルクスクリーン作家、彫刻家。

ブラジルのレシフェで生まれ、貧困の中で育つ。

希望、夢、幸福の視覚的表現として鮮やかな色と大胆なパターンを使用して、キュビズムポップアート、落書き絵画の要素を作品に組み合わせている。

1983 年、美術を学ぶためにヨーロッパに旅行し、そこでアンリ・マティスパブロ・ピカソの作品に影響を受ける。

1988 年にマイアミに移り、現在のスタジオがそこにある。

彼の最初の大きな仕事は、1989 年のキャンペーン用にアブソルート ウォッカのアートワークをデザインすることでした。

彫刻や美術作品に加えて、彼のデザインはディズニー、BMWIBMアップルコンピュータでも使用されている。

グラン マルニエ、ペプシ、ロイヤル カリビアン クルーズなどのクルーズ船に採用され、バービー人形やペットの首輪など、さまざまな消費者向け商品にも採用されている。

2023年の彼に関するドキュメンタリーによれば、ブリットは「史上最も多くの作品を収集し、ライセンスを取得したアーティスト」であるという。

彼のパブリック アート インスタレーションの一部は、ロンドンのハイド パーク、ベルリンの O2 アリーナ、およびジョン F. ケネディ空港にある。マイアミのウォーターパークも設計している。

ブリット氏の慈善活動は 250 以上の団体を支援してきた。