根っこ


 

咲いた花だけ 人は観て

きれいな花だと もてはやす

 


北島三郎さんの演歌「根っこ」の冒頭。
名曲で聴くたびにしみじみしますが、最近の若い人は聴かないだろうか。


この歌詞にあるように、目に見えない地中深くには根っこがあります。

 


何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く
とは、シドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲った高橋尚子選手の恩師
小出監督の言葉だそうですが、きっとずっと前からいわれている言葉でしょう。

 

世界には十分な食糧を得たり、教育を受けられなかったりする人々がいたり
また恵まれた環境があるにも関わらず芽の出ない人だっています。
誰もが花を咲かせられるわけではないのが現実です。


実力を養い、道を開き、それを発揮するためには運などの要素も重要となります。
それは決してきまぐれなものや偶然的なものではなく、
生命の源にあるリズムと調和していくことであらわしていけるのです。
法華経の「三草二木の譬え」によれば、妙法の慈雨によってそれぞれの
個性や機根の異なる草木(衆生)も自身の花を咲かせることができます。

 

そして大事なのは楽しむことでしょう。
これは世界中のアーティストやアスリートたちが口を揃えて言っています。
自分自身の中にある、価値を生み出すための善なる衝動。
それさえあれば、たとえ日が当たらなくても十分だといえるような何かです。
それさえあれば、いつか必ず光が射すであろうといえる何かです。

ブラジル・ペルナンブコの木

ブラジルの国名の由来となっている木です。

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大航海時代ポルトガル人がブラジルの地にやって来て、樹木から赤い染料(ブラジリン)が採取されるペルナンブコの木をブラジルボクと呼び、これをポルトガルに輸出し、家具や調度品に使ってきました。ブラジルという土地の呼び名はこのことからきています。



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18世紀にフランスの弓職人フランソワ・トルテは、ペルナンブコの心材が持つ
振動減衰性の低さに着目し、弦楽器の弓材に最適であることを発見しました。
他の熱帯木などと比較しても音色、杢目などに優れたことから、演奏家に好まれ
現代の弓の開発において最も重要な貢献であったと考えられています。
このため、弓のストラディバリと呼ばれています。



有名な画材メーカー、ファーバーカステルの万年筆にも使われています。

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このように優れた特性を持つペルナンブコは過度の伐採が行われたため希少資源
となり、今では絶滅の恐れからIUCNに絶滅危惧種として登録されています。
 


ブラジルの森林といえば、2019年にアマゾンの熱帯雨林が火災となりました。
二酸化炭素(CO2)の貯蔵庫であり「地球の肺」とも呼ばれており、
地球環境に及ぼす影響は少なくありません。

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発明王エジソン

担任の先生「君の頭は腐っている
エジソンは学校の先生にこのようにいわれ3か月で退学しました。

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少年の頃からエジソンは異常なほどの知りたがりだったようで、授業をする先生に
なぜ1+1=2なのか?
なぜ風は吹くのか?
なぜ魚はおぼれないのか?
なぜ星は落ちてこないのか?
などと事あるごとに疑問を投げかけて、ついに授業妨害とみなされてしまいます。
校長先生からも「ほかの生徒たちの迷惑になる」といわれ退学になります。
このように教師から「落ちこぼれ」「問題児」扱いされ、父親も半ば諦めていたといいます。

しかしそんな中、母親のナンシーだけが少年エジソンの好奇心と向き合い、熱心に勉強を教え、その才能を引き出していったのです。
またエジソンは若い頃から難聴だったようですが、新聞の売り子(販売員)をしてわずかなお金をコツコツと貯め、自分の実験室を作っりしています。


そんなエジソンが生涯における発明や技術の数はおよそ1300
蓄音機、白熱電球、電話、活動写真、映画(映写機)、トースターなど近代文明の基礎となり、私たちの生活にも関わりの深い重要な発明が数多く含まれています。

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※イメージです


エジソンが残した勇気の出る言葉

 

なぜ成功しない人がいるかというと、それは考える努力をしないからだ。

 

あらゆる進歩、あらゆる成功は、考えることから生ずる。

 

発明するためには、豊な想像力とゴミの山が必要だ。

 

待っていれば全てがやってくる。

ただし、懸命に努力しながら待っていればの話だけどね。

 

私はこれまで、偶然のひらめきで、価値ある発明をしたことなど一度もない。

全ての発明というのは、その発明に関わった人の想像を絶するような熱意が

注ぎ込まれているものなんだよ。

 

ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは

不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。

勝負はそこからだというのに。

 

完璧だと思っても、もう一押しすれば、おまけが手に入る。

 

人生における失敗者の多くは、諦めた時にどれだけ成功に近づいていたかに

気づかなかった人たちである。

 

私たちの最大の弱点は諦めることにある。

成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。

 

失敗すればするほど、我々は成功に近づいている。

 

失敗なんかしちゃいない。うまくいかない方法を七百通り見つけただけだ。

 

成功に不可欠なのは、肉体的にも精神的にも疲労を溜めずに、

ひとつの問題にエネルギーを注ぎ込める能力である。

 

成功できる人っていうのは、「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」

という前提を持って挑戦している。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

気球の発明

熱気球飛行による有人飛行は近年になってからですが、

中国モンゴルでは古い時代から天灯という無人の熱気球があったそうです。

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伝説によれば、諸葛亮孔明が援護の合図など軍事目的で考案したともいわれ、

チャイニーズランタン孔明などと呼ばれています。


タイでこの「天灯」はコムローイと呼ばれ、チェンマイではローイクラトンというランタン祭りが毎年12月の満月の夜に催されます。
映画ディズニーの「塔の上のラプンツェル」でも有名なシーンです。

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出典:GATAG
仏陀への敬意を表す意味があるそうです。


■世界初の有人飛行
1783年12月フランスモンゴルフィエ兄弟が熱気球で世界初の有人飛行に成功します。

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弟ジョセフと兄ジャック
どっちがジョセフかわかりませんが(笑)、当初の発案はジョセフが主に行っていたようです。

 

ジョゼフは、洗濯物が舞う様子や、焚き火から燃えカスが舞い上がるのを見て熱気球のヒントを得たといいます。
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ジョセフは早速、1m四方ほどの絹の生地を使って簡単な熱気球を作り部屋の中で実験しました。点火すると小さな気球は浮かび上がり天井にぶつかったのです。
そして次に3倍の大きさの熱気球を作ってみると、その上昇力はすさまじく係留の綱が足りなくなったといいます。


ベルサイユ宮殿での飛行テスト

噂は広まり、1783年9月19日にフランス王ルイ16世王妃マリー・アントワネットそして多くの群衆が見守る中、ヴェルサイユ宮殿で壮大な飛行実験が行われました。

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この気球はマリーアントワネット号と名づけられました。
気球に装飾された‟MA‟の文字はマリー・アントワネットの頭文字だそうです。

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出典:Getty Images

 

でも、この時はまだ人を乗せるのは危険と考え、替わりに羊とアヒルと鶏の3匹の動物を乗せたのでした。

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そして気球は約8分間滞空し、3km移動したのちに着陸。実験は成功したのです。


世界初の有人飛行

それからおよそ2か月後の1783年11月21日 ついに2人の侯爵を乗せた気球がパリ近郊のブローニュの森に近い庭園から910mほどまで上昇し、上空9kmの距離を25分間飛行。パリの人々を驚かせました。

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この飛行は一大センセーションを巻き起こし、多数の版画が作られたといいます。

これが熱気球による世界初の有人飛行となりました。

ダイヤモンド原石の起源

前回、プラチナは宇宙の遥か彼方で生じる「中性子性の衝突合体」で生成されるというテーマを扱いました。
では同じ鉱石の中でも「宝石の王様」といわれるダイヤモンドの原石はどのようにできるのでしょうか。それは・・・

地球の内部で生成されます。

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地球の地下150㎞以上深い、地球誕生からカンブリア紀以前(約5億年頃前)にかけてできたマントル層で、1100℃の熱と45万気圧もの超高温高圧力炭素が結晶化しました。これがマグマとともに一気に地表に噴き出し、地表で冷やされてダイヤモンドの原石となったのです。このダイヤが噴出される現象は地球の歴史でたった7回しか生じていないそうです。他の鉱石よりも地球の深層部に由来するのが特徴です。

地表に噴出した天然ダイヤの原石は、キンバーライトという火成岩に含まれています。

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その辺の公園には落ちてなさそうですね。


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ところで、ダイヤモンドと鉛筆の芯に使われる黒鉛(フラファイト)とは分子構造が違うだけで、どちらも元々は同じ炭素(元素記号C=カーボン)仲間です。

 

では鉛筆の芯は柔らかいのに、ダイヤモンドはなぜ硬いのでしょうか?
それは分子の構造が違うからです。
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左がダイヤモンド、右が黒鉛グラファイト)の分子です。

図からはダイヤモンド分子が立体的であるのに対して、黒鉛の方は平面的な分子が層状になっているように見えます。ダイヤモンドの硬さ(硬度)は、この結晶構造に由来するといいます。その結晶化プロセスが、上で述べた超高密度な圧力とマグマが一瞬で地表に噴出する一連の過程よりなるそうです。


また両者は、同じ炭素でできているといっても、見かけも硬度も希少性もまるで違っており、ダイヤモンド黒鉛に変化(相転移)することはあっても、黒鉛ダイヤモンドになることはほぼ不可能です。地球内部のような超高温高圧の環境を再現できないためです。


そして非常に硬いので衝撃に対して強い傷一つつかないというイメージがありますが、実際は緩やかな圧力に対しては耐性が強くても、ハンマーで叩くなど一瞬で圧力を加えることには弱いらしく、粉々に砕け散ってしまいます。

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壊れないだろうと思って、試しに叩いたりしたら大変ですよ。



世界最大のダイヤ

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世界最大のダイヤ3106カラットの「カリナン」で「偉大なアフリカの星 (The Great Star of Africa)」とも呼ばれています(右図)。2019年には、南アフリカレソトで史上5番目となる910カラットのダイヤモンド原石が発見されました(左図)。いずれもアフリカ産です。

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2018年にもカナダで552カラットイエローダイヤモンドが採掘されています(左図)。
それまで北米最大といわれていたのが187カラットの「フォックスファイア(Fox Fire)」(右図)ですので、2018-2019の発見がいかに大きいものかがわかります。



ダイヤモンドの星が存在する?

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かに座の55番星eは3分の1くらいがダイヤモンドでできているそうです。

このダイヤモンドの惑星は、超新星爆発後に残った中性子星パルサーの衛星だそうです。中性子星は超高速自転しながら電波やX線を放ち、周期的に発光するほぼブラックホールに近い天体です。そんな超高密度天体のすぐそばにある衛星といいますから、おそらくあらゆる生命体は生存できず、はやぶさのような無人探査機も、重力に引き込まれて潰れてしまうでしょう。宝の山でありながら誰も辿り着くことのできない夢のような星です。上は想像図ですが、実際に見ることができたら感動的な景色なのでしょうね。



次回は「ダイヤはダイヤでしか磨けない」の発見 についてです。

 

金やプラチナの起源

人類があらゆる英知と情熱を傾けても果たせなかった錬金術
あのニュートンでさえも成し得なかった羨望の技術。

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では自然界に存在する金やプラチナなどのいわゆる希少金属
一体どのようにしてできるかというと・・・


中性子星同士の合体により生成されます!

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え?中性子星って何?って思われるかもしれませんが
一言でいうと、とっても重い天体で恒星が爆発により進化した姿です。
太陽のような自ら光る恒星は爆発によって進化するのだそうです。


重い天体といえばブラックホールですね。
2019年に世界で初めて観測されました。

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中性子星はめちゃくちゃ重いんですが、ブラックホールに比べたら軽いです。


中性子星ブラックホール超新星の爆発によって生じることのある天体です。
超新星とは大質量の恒星が死を迎え爆発する現象でスーパーノヴァと呼ばれます。

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超新星の残骸 
まるで燃えているようですね。
この爆発の跡に中性子星ブラックホールができる場合があるといわれます。


2017年8月17日に地球からおよそ1億3000万光年離れたレンズ状銀河「NGC 4993」
中性子星の衝突・合体が観測されました
この分析結果から、恒星ではつくれなかった鉄よりも重い金やプラチナなどの元素
中性子連星の衝突で生じた爆発「キロノヴァ」で生成されることが証明されました。

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チリのパラナル天文台にある超大型望遠鏡「VLT」のMuseが撮影した
NGC4993の中性子星の融合で起きるキロノヴァ


キロノヴァはスーパーノヴァの10分の1から100分の1くらいの明るさです。
白色矮星の爆発で生じる新星をノヴァ(Nova)といい、この1,000倍がキロノヴァ、
さらにその10倍から100倍の明るさのものがスーパーノヴァです。


中性子星がいかに高密度な天体か動画で説明しています。簡単に言うと、
スプーン一杯のサイズでヒマラヤ山脈の重さに匹敵する重さだそうです。


【異次元】スプーンたった一杯で5億トン以上もの質量を持つ天体『中性子星』

 

大乗仏教~法華経

煩悩をなくす、のではありません。
祈りを根本にしながら、叶うように万全を尽くしていくのです。
そうすれば、必ず最終的によい方向へと開けてきます。

また大乗仏教の中でも法華経は「一切衆生」を救う法です。
女人も過去に悪事を働いた人も成仏できるのです。
これができるのは法華経だけなのです。f:id:norwegian_forest:20210327042757j:plain

仏とは釈尊一人であるというのは釈尊が亡くなった後に、後継の僧侶たちが僧院という世間とは隔絶した狭い世界でのみつくられたイメージです。

広い世界で生きる人々とともに、また現実の中で生きる人々のために説かれたのが真の大乗仏教であり、それこそが法華経なのです。

また仏とは自分とは違う、到底及ぶことのできない高潔な存在、有り難く拝むべき対象という理解は、とくに仏像が造られる時代以降の誤った仏教観です。

大乗仏教の成立


そして法華経の信心とは、人々の仏性を信じ、ともに幸せを願っていくことです。
相手を軽んじたり、蔑んだり、尊厳を傷つけるようなことをしてはなりません。

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