御文を心に刻む (謹賀新年 2022)

新年、明けましておめでとうございます。

 ”人類を 結ぶ聖典 心肝に われ地涌なりと 壁を破れや
                (池田先生 2022年元旦)

好きな御文がさらっといえたらいいな、と思うわけです。

「心肝に」染めるとは、究極的には我こそは法華経の行者であるとの
自覚を持ち、日蓮大聖人と同じ精神、行動をするということなので
本来それはもう、とてつもなく大変なわけです。

第二祖・日興上人も御書を心肝に染めるよう、指南されてます。
「当門流に於いては御書を心肝に染め極理を師伝して」
(日興遺誡置文)

しかし一方で法華経には、
「一句でも胸に刻んだら成仏する」とか、
「一句でも人に語れば如来の使いである」などとも書かれていますから、
一句でもよいと考えると気が楽です。

法師品第十
法華経の一偈一句を聞いて随喜する人に私(仏)は阿耨多羅三藐三菩提を記別しよう」

また、牧口先生は以下の御文に線を引いて大事にされていたといいます。
「能く竊(ひそか)に一人の為にも法華経を説かん、当(まさ)に知るべし是の人は則ち如来の使なり」
(ただ一人のためにも妙法を説く人は仏の使いである 諫暁八幡抄p580 )

御書には胸に残る御文がたくさんありますので、できるだけ御書を繙いて
心にとどめていいけたらと思います。


「唯一の実り豊かな道は繰り返しの道」(ガウディ)

いのちの歌 竹内まりや (今年もありがとうございました。)


www.youtube.com

 

歌:竹内まりや

作詞:miyabi

作曲:村松崇継

 

生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに

胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ

この星の片隅で めぐり会えた奇跡は

どんな宝石よりも たいせつな宝物

泣きたい日もある 絶望に嘆く日も

そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影

二人で歌えば 懐かしくよみがえる

ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり

本当にだいじなものは 隠れて見えない

ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある

いつかは誰でも この星にさよならを

する時が来るけれど 命は継がれてゆく

生まれてきたこと 育ててもらえたこと

出会ったこと 笑ったこと

そのすべてにありがとう

この命にありがとう



竹内まりやさんの「いのちの歌」(同声二部合唱)です。

お世話になった全ての皆さま。本年もありがとうございました。

「ルネサンスとは何であったのか」塩野七生 新潮社より

f:id:norwegian_forest:20211130081048j:plain
ルネサンスとは、一体全体何だったのですか」

「はじめから、本質的な質問をしてきましたね。ならばこちらも、歴史的・宗教的・政治的・経済的な要因の説明は後回しにして、本質的な回答で応ずることにしましょう。見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発が、後世の人々によってルネサンスと名づけられることになる、精神運動の本質でした」

「でも、見たい知りたいわかりたいという欲望は爆発しただけではなく、造形美術を中心にした各分野における作品(オペラ)に結晶しています」

「創造するという行為が、理解の「本道(ストラーダ・マエストラ)」であるからですよ。ダンテも言っています。考えてるだけでは不充分で、それを口であろうとペンであろうと画筆であろうとノミであろうと、表現してはじめて「シェンツァ」になる、と。イタリア語のシェンツァは英語に直すとサイエンスですが、この場合は科学とか学問よりも、これらの言語の語源であるラテン語のシエンティアが意味した、知識」ないし「理解」と考えるほうが適切でしょう。このダンテの言が正しいことは、あなたが今考えていることを、誰か他者に話すか、それとも文章に書いてみたらわかります。頭の中で考えていたことが、表現という経路を経ることによってより明快になるという事実が。話すとか書くことが他者への伝達の手段であるとするのは正しいが、それとても手段の一つにすぎません。自分自身の考えを明快にするにも、実に有効な手段でもあるのですよ」

中略)

ルネサンス時代とは、要するに、見たい知りたいわかりた、と望んだ人間が、それ以前の時代に比べれば爆発的としてもよいくらいに輩出した時代なのですよ。見たい知りたいわかりたいと思って勉強したり制作したりしているうちに、ごく自然な成り行きで数多の傑作が誕生した、と言ってもよいくらいです」

「ではなぜ、見たい知りたいわかりたいという欲望が、あの時代になって爆発したのですか」

「それまでの一千年間、抑えに抑えられていたからでしょう」

「誰が抑えていたのですか」

キリスト教会が。イエス・キリストの教えのうちの最重要事は、信ずるものは幸いなれ、です。つまり天国は、信ずる者にのみ開かれているというわけで。この反対は、疑うということです。あなたのように”なぜ”を連発する態度からして、あなたにはすでに”ルネサンス精神”があるということになる」

「となれば、天国行きは絶望的ということですね」

ルネサンス以前の中世に生きたキリスト教徒であれば、望み薄ですね」

ルネサンスとは何であったのか」塩野七生 新潮社 より)

 

ルネサンスという絢爛たる文化が花開いたのは、千年に及ぶローマカトリック教会による民衆の支配と抑圧が背景にあったといいます。イタリアはルネサンスの中心地としてヨーロッパを近代に導く役割を果たしました。1440年頃には、ドイツでグーテンベルク活版印刷を発明し、それまでラテン語のみであった聖書がドイツ語に訳されて大量に印刷され、一般民衆も聖職者を介することなくキリスト教の教えを、聖書を通じて直接知ることができるようになり、ルターの宗教改革を後押ししました。しかし1600年には、宇宙の無限姓や地動説を唱えたブルーノが異端者として火刑となるなど、自由な科学研究は教会権力によって打ち砕かれ、古い因習からの反動で始まったルネサンスの時代は終演を迎えました。その後、文化の中心地はイタリアからフランスへと移っていきます。

私がブログを書いているのも、見たい知りたいわかりたい、そしてそれを自分なりに解釈して、自身の言葉で表現したいと思うからです。しかしなかなか時間が取れないのが現実です。
フランシス・ベーコンが「読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする」といっていますが、誰かに伝えることで知識や経験が血肉化していきます。
たぶん自分が理解したいことはまだ全然理解できてないし、表現もできてないだろうな、と思いつつも、たとえ小さな断片でも形にするしかない、というような感じです。いつも頭の中ではさくっと終わらせるつもりが、いざ調べたり書き始めるとなると意外と時間がかかったりする、そんな試行錯誤の連続です。

カヴァーで名曲になった『知床旅情』『オホーツクの舟唄』


 



白夜について調べていたら「知床旅情」の話がでてきまして、この曲が
知られる以前は「はくや」という読み方が正しい読み方だったらしいですが、
同曲の歌詞で「びゃくや」と歌われていることから、この読み方が有名になり
皆が「びゃくや」としか読まなくなったそうです。

生前母がカラオケで歌っていたような気がする、というほどのうろ覚え
だったのですが、さっき改めて加藤版、倍賞版を聴いていたところ、
しんみり聴き入ってしまい図らずもブックマークしてしまいました。
”昔のだけど今聴いても全然古さを感じない” というのが私好きなんです。
なんといっても加藤登紀子さんと倍賞千恵子さんの歌唱力が凄いのですよ。

知床旅情」と「オホーツクの舟唄」はどちらも森繁久彌氏作詞・作曲の
有名な歌です。私はさっきまで知床旅情しか知らなかったのですが、
聴き比べたら倍賞千恵子さんの「オホーツクの舟唄」の方が気に入りました。

では簡単に曲の経緯を説明しますと、

1960年に森繁久彌氏が映画音楽として作曲し「しれとこ旅情」として発表。
森繁さんご自身が歌ってます。




また1962年、同曲を「知床旅情」と改め、森繁久彌氏自ら紅白歌合戦で歌うが、
 この時はそれほど注目されませんでした。

さらに1963年、タイトルと歌詞を替えてこれも自らレコーディングして、
「オホーツクの舟唄」としてシングルレコードを発売しますがヒットせず、
この時点では、それほど世に知られることはありませんでした。

この曲が有名になったのは1970年になってからで、加藤登紀子さんが
知床旅情」をカヴァーしたのがきっかけでした。
翌年にはオリコンヒットチャートで7週連続1位を獲得。
累計売上は140万枚を記録。

また1976年には、倍賞千恵子さんによる「オホーツクの舟唄」が、
メロディは「知床旅情」そのままで曲名と歌詞を変えて発表。
森繁さん自身が、倍賞千恵子さんにカヴァーを依頼したといいます。

このお二人のカヴァーをきっかけに、人々に知られるようになり、
その後、美空ひばり石原裕次郎小林旭山口百恵藤圭子
テレサテンさんなど多くのベテラン歌手によって歌い継がれていきました。

森繁氏の歌も味があっていいのですが、やはり聴き比べると加藤、賠償版は
圧巻といえます。

先日亡くなったすぎやまこういちさん作曲の「亜麻色の髪の乙女」も、
島谷ひとみさんのカバーの方が有名ですが、66年にリリースされた
ヴィレッジ・シンガーズの原曲もやはり長年お蔵入りになっていたようです。

このようにカバーで有名になった曲ってたくさんあるのですが、
あまり知らなかった原曲の方が断然いい、というパターンもあり、
発見した時は楽しいですね。
皆さんもお気に入りの名曲を探してみてくださいね。

日蓮大聖人御書 新版 序文および拝読の精神(身読について)

f:id:norwegian_forest:20211122104402j:plain

日蓮大聖人御生誕800年竜の口法難での発迹顕本から750年の佳節を迎え、
1952年(昭和27年)4月28日に発刊された従来の御書を改め、
約70年ぶりに新たに補正された御書の新版が発刊されました。

文字が大きくなり、仮名遣いを現代語表記に改めるなど、読みやすく再編され、
未公開だったものや新しく発見された御文も32篇追加された、とのことです。
定価8,000円也。

比較1:サイズ(左が新版、右が従来版です)

f:id:norwegian_forest:20211122110252j:plain

比べてみると、かなり大きくなっています。

比較2:文字(左は従来版、右が新版です)

f:id:norwegian_forest:20211122104536j:plain

f:id:norwegian_forest:20211122110501j:plain
このように、だいぶ見やすくなってます。

またコンパクトサイズな分冊版もでており、全4冊。順次発刊となっており、
現在1巻が発売されています。

f:id:norwegian_forest:20211122111514j:plain
こちらは全集とは編集が異なっており、1巻の内容は十大部が掲載されています。



御書は身口意の三業で拝す身読
以下、原田会長が池田先生より受けたご指導です。

講義は大変に厳しいものでした。講義を通して、一人一人を“学会の、そして
世界の大指導者に育てたい”との先生の強い思いが響いてくるのを感じました。
我々の御書の拝読がたどたどしい時には、「あまりにも安直な読み方です」と
烈火のごとく指摘されました。
そして、
「君たちは、物事を疑いの眼で見ている。学問研究は、それでいいかもしれない。
しかし、日蓮仏法はそうではいけない。まず御書の一行一行、一文字一文字を
“真実、真実、全くその通りでございます”との深い思いで、すなわち、信心で拝し、
信心で求め、信心で受けとめていこうとすることが大事だ」と教えてくださいました。
さらに、
「御書は身口意の三業で拝すのだ。大聖人の仰せの通りに生き抜こうと心に誓い、
口に出して人にも語り、わが身で具体的に実践し、身読していくことが大事だ」
と、
理念と実践とは一体であるべきという、行学錬磨の根本を打ち込んでくださった
のです。先生のご指導に接し、ただ講義を聴けばよいという、受け身の姿勢で
臨んでいた自身を猛省しました。以来、一回一回の講義には、真剣勝負で臨ませて
いただきました。

御書は、御本仏の魂であり、御文を心に誓い、人にも伝えて身読することが大事であると仰せです。


御書を直接、繙く
研鑽にあたっては、ぜひ、『直接、御書を繙く』ことを心掛けてほしい
少々苦労しても、王道を行くことだ。直接、御書と格闘する刻苦奮闘こそが、
信心の合格者への大道である」(『随筆 旭日の光』)


私の場合、御文はほぼネットで検索したりWORDに張り付けて編集したりして活用してるのですが、
本来は一文一文御書を繙きながら、線を引いたりして学んでいくべきことを池田先生は指導されています。

ただネットのなかった頃のご指導でもあり、学習環境にもよるかと個人的には思っています。
もちろん人前では御書を直接引いた方がいいですし、
(私も先輩のそういう姿を見てまいりました)、
あまり線が引かれてないのも
体裁がいいとはいえないですね。



前置きが長くなりましたが、以下池田先生による序文の要約・まとめとなります。


(発刊の辞および序文)
従来版は戸田先生による発刊の辞(昭和27年4月28日)でした。
以下の文が有名です。
創価学会は初代会長牧口常三郎先生 之を創設して以来、此の金言を遵奉して
純真強盛な信心に基き、行学の二道を励むと共に如説の折伏行に邁進して来たが、
剣豪の修行を思わせるが如きその厳格なる鍛錬は、学会の伝統・名誉ある特徴となっている」

「剣豪の修行を思わせるが如きその厳格なる鍛錬」との印象的な比喩がありました。

新版では、池田先生が序文を寄せておられます。
重要と思われますので、以下要点を記します。

御書根本とし、(以下要約)。
 ・三障四魔、三類の強敵に屈せず、賢者は喜んで前進すること
 ・桜梅桃李の多様性を尊重し、互いに仏の如く敬い、異体同心で万事を成ずること
 ・生命尊厳、民衆の幸福、地球社会の平和と共生へ限りなく価値創造すること

学会は永遠に御書根本
戸田先生が線を引かれ身読された「諸法実相抄」の結文
行学の二道をはげみ候うべし。行学たえなば仏法はあるべからず。我もいたし、
人をも教化候え。行学は信心よりおこるべく候。力あらば一文一句なりとも
かたらせ給うべし

また牧口先生は、獄中闘争で
「災難と云うても、大聖人様の九牛の一毛※です」とご家族に宛てています。
 ※「九牛の一毛」(大聖人が受けた難に比べたら)ほんのわずか、という意味

さらにトインビー博士の次の言葉を引用され、学会が為した日本における
精神的偉業の原動力は御書であったと述べられます。
創価学会が遂げた驚異的な戦後の復興は、経済分野における日本国民の
物質的成功に匹敵する精神的偉業であった」

※うろ覚えですが……トインビー博士と池田先生は、「二十一世紀への対話」において、
物質文明がいくら発達しても精神文明は必ずしも比例しておらず、
人類は以前から精神的にはそれほど成熟していないと述べられていたと思います。
しかしここでは日本の高度経済成長の陰に、学会の飛躍的発展があったことを指摘されています。
仏法の原理から優れた精神性とは、道徳や知性以上に弘教しゆく菩薩の精神を指すであろうと思われます。


仏法西還は創価の誉れ
創価の師弟が「仏法西還」「一閻浮提広宣流布」を遂行し、御書の翻訳が
世界10言語を超え、文明・国籍、人種・民族、文化・言語等の異なる
五大州に広がってきた事実こそ、日蓮仏法の普遍性と正当性を物語る実証であるとし、

戸田先生の発刊の辞
「この貴重なる大経典が全東洋へ、全世界へ、と流布していくことをひたすら
祈念して止まぬものである」との恩師の念願が果たされてきた。

常楽我浄の活路開く宝書
「御書を開けば、民衆を苦しめる一切の魔性を打ち破りゆく師子吼が轟いてくる」
「御書を拝せば、人類の生命が具えている宇宙台の可能性への自覚と信頼が
こみ上げてくる」
「一人の人間が、どれほど強く深く偉大になれるか。
生命と生命は、どれほど温かく美しく結び合えるか。
社会も国土も、どれほど賢く豊かに栄えさせていけるか」

「十界互具、一念三千、煩悩即菩提、変毒為薬、自他不二、依正不二」などの
甚深の法理に照らし、大聖人は究極の人の振る舞いと仏法勝負の現証の上から
激励されているとし、ゆえにどんなに生老病死の苦に直面しても、御書に触れれば、
胸中の肉団に元初の太陽が登り、「常楽我浄」の蘇生の活路を開きゆける。

万年の未来へ不二の旅
「一切衆生の平等」を謳い上げ、共生と調和、慈悲と寛容の哲学が説き明かされた
御書は、人類全体を結び合い高めながら、戦乱・疫病・貧困、また自然災害、
気候変動など地球的問題群に挑む「随縁真如の智」を引き出す無窮の宝庫
といっても過言ではない」とし、

御書とともに「立正安国」「立正安世界」へ、万年の外未来までも、師弟誓願
不二の旅を歓喜踊躍して進みゆくことを念願する、として結ばれます。

2021年5月3日
恩師の会長就任満七十年の日に 池田大作

大谷翔平投手 ア・リーグMVPを受賞!

f:id:norwegian_forest:20211119191649j:plain


エンゼルス大谷翔平投手が、ア・リーグMVPを受賞しました。
おめでとうございます!

MVP(Most Valuable Player Award)とは、
MLBメジャーリーグベースボール)においてシーズンごとに、
年間を通じて最も活躍した選手に贈られる最優秀選手賞です。
今回は、全米野球記者協会に所属の30名の記者のうち、
その全員が大谷選手に投票し、満票をもって2位のゲレーロJr.をも
圧倒する形での受賞となり、多くの関係者から賛辞の声が相継いでいます。

f:id:norwegian_forest:20211119192501j:plain


近年は、サミー・ソーサバリー・ボンズアルバート・プホルス
クレイトン・カーショウイチローアレックス・ロドリゲス
ミゲル・カブレラマイク・トラウト、ホセ・アルトゥーベなど
スーパースターと呼ばれる選手たちが受賞しています。
バリー・ボンズ選手はなんと7回も受賞しています。凄いですね!)

f:id:norwegian_forest:20211119192327j:plain


また今年ナショナル・リーグからはフィリーズブライス・ハーパー選手が受賞。
今回で2度目の受賞であり、今年ハンク・アーロン賞も受賞しました。
アレックス・ロドリゲス選手と比肩される選手です。

f:id:norwegian_forest:20211119192628j:plain

日本人選手のMVP受賞は、2001年のイチロー以来2人目の快挙となります。

f:id:norwegian_forest:20211119193402j:plain
また今回惜しくも2位となったゲレーロJr.選手の父である
ブラディミール・ゲレーロ選手も2004年にMVPを受賞しています。

f:id:norwegian_forest:20211119193517j:plain

この2004年は、イチロー選手がジョージ・シスラーの記録を破った伝説的な年で
シーズン最多安打記録262、通算打率372を記録したのですが、
この時、打率.337、39本塁打ゲレーロ(父)選手に軍配が上がり、
イチロー選手は2度目の受賞を逃しており、今回の親子関係と
逆転するような不思議な因縁を感じます。

2021年、大谷選手は打者として155試合出場し、
打率.257、リーグ3位の46本塁打、100打点、103得点、OPS.965。
投手では23試合登板して9勝2敗、防御率3.18。156奪三振を記録し、
投打の二刀流で歴史的なシーズンとなり満票でMVPを獲得しました。

そう、何といっても二刀流ですね。
シーズン中は、このようなメジャーレベルの投打において
トップクラスの活躍ができる選手を今までに「誰も見たことがない
ということをよく耳にしました。
アメリカに来た頃は二刀流は、到底不可能だといわれてましたし、実際に
初年度は肘の故障もあり、バッターに専念すべきだという声も聞かれました。
ですから今年のような投打にわたる大谷選手の活躍は、長年メジャーリーグ
観てきた選手や関係者にとって驚き以外にないのです。
本塁打や打率だけで見ると、ペレス選手やゲレーロ選手が勝ってるのですが、
これに投手の成績が加わるとなると、ほぼ誰も太刀打ちできない状況が
生まれたといえます。
大谷選手が来季以降も高いパフォーマンスを発揮するとしたら、
打者専門の選手は、ボンズマーク・マグワイアサミー・ソーサ選手らが
60~70本以上の本塁打を打ったように、よほどずば抜けた成績でなければ、
受賞争い自体難しい状況となったともいえます。
もちろん二刀流を高いレベルで発揮すること自体容易なことではないですが、
多くの人が感じているように、今年の活躍でさえ、大谷選手はまだ十分な
ポテンシャルを発揮してはいないであろうと考えられます。
打者としては5,6月に本塁打を量産したものの、後半は失速しましたし、
投手としても、制球力の安定性においてまだ改善の余地がみられると思います。
そういう意味でも来季以降どうなってしまうのか、見どころではありますね。
ともあれ年間通じて怪我や故障をせず、安定した活躍を期待したいものです。


それでは今回の受賞について以下、関係者のコメントを紹介したいと思います。

「ショウヘイのシーズンは、まさに電撃的というしかないものだった。
まるでリトルリーグに戻ったような気分だった。1人の選手が投手として
8回まで投げ、本塁打を放ち、盗塁をし、それからライトの守備に就くのを
見たのは、信じ難いことだった。しかし彼に関して最も感銘を受けたのは、
球場内外でのその振る舞いだった。毎日打席で多くの力を費やしながら、
それでも笑顔を絶やさなかった。おめでとう、ショウヘイ!」
マイク・トラウト外野手)
f:id:norwegian_forest:20211119193950j:plain
「ショウヘイは投打でトップレベルのプレーをするために米国にやって来て、
そのミッションを高いレベルで成し遂げた。彼は間違いなく、この受賞を
過去の偉業をさらに超えるためのモチベーションにするだろう。
彼のプレーが、シーズン最終戦まで戦い勝つという我々の目標を
どのようにけん引してくれるのか、見るのが楽しみで仕方がない。
ショウヘイと彼の家族に、この特別な受賞を祝いたい」
(ジョー・マドン監督)

f:id:norwegian_forest:20211119194011j:plain

「翔平は、ずばぬけたシーズンを過ごした。日々、グラウンドで技術を向上
させようとする彼を見ることができて光栄だった。この受賞は至極当然だ」
(ペリー・ミナシアンGM

「オオタニが満票でMVP。そうなるべきだった」
(スポーティング・ニュースのライアン・フェイガン記者)

「ショウヘイ・オオタニは1位票を31票獲得するべきだった」
MLB公式のアンソニーカストロビンス記者)

「オオタニがア・リーグMVPに満票で選出。簡単な選択。歴史的シーズンだ」
MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者)

来シーズンの新たな飛躍に期待したいですね。
あらためて、MVP受賞おめでとうございます!

仏法西還しゆく創価仏法(11.18創立記念)

f:id:norwegian_forest:20211119041712j:plain

創価教育学体系 牧口常三郎著 1930年11月出版

1930年(昭和5年)11月18日の創価学会設立は、
牧口常三郎先生の「創価教育学体系」の発刊を契機とします。
日蓮仏法の精神に基づく教育思想を世に出し、多くの人材育成をしたい
という熱い思いから、戸田城聖先生が全財産1万9千円をはたいて
私心なき経済援助をして実現したそうです。

前回お話した宮沢賢治の「春と修羅」発刊が1924年
西洋思想を取り入れるのに盛んな時代であり、多くの出版社に断られ、
同じように自費出版するしかなかったという状況でした。

こちらの動画で、とてもわかりやすく解説されてます。
めざましテレビの生意気なうさぎみたいに楽しいノリで)
創価という名の由来も。


www.youtube.com


今年で創立91年目を迎えます創価学会は、
創立から100年経たないうちに世界192カ国地域に流布しました。
これは仏法史上、大変稀有なことです。

というのも、創価学会が信仰する法華経は、
もともとはインドの釈尊が説いた教えに由来し、
インド、中国、朝鮮を経て、6世紀に日本に伝わった仏教が、
鎌倉時代日蓮大聖人により、数ある仏教の最高経典として
法華経を選び取られ、南無妙法蓮華経という真髄を顕されたのですが、
インドではほぼ滅亡してしまった仏教が日本の仏法となって、
再び世界のあらゆる国や地域、文化圏へと伝播しているのです。

カレーに例えたら、インドカレーが日本へやって来て
試行錯誤を経て味が洗練され、普遍性を獲得し、
日本版カレーとして世界中の人々に支持されているようなものです。
CoCo壱番屋ゴーゴーカレーが世界進出のように)
単なるその国や地域特有の宗教ではなく、創価仏法はまさに、
あらゆる国で受容される普遍性を持った世界宗教へと
変貌していく途上にあるのです。

月は西より東に向へり 月氏の仏法の東へ流るべき相なり、
日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり
(諌暁八幡抄)