以前にも紹介しました海洋画家アイヴァゾフスキーは、嵐の海を進む船を主題に数多くの作品を描いています。
嵐の中の船 1858年
虹 1873年
第九の波 1850年
黒海の嵐
夜の嵐の海
イヴァン・アイヴァゾフスキー(1817-1900)
ウクライナ(クリミア半島フェオドシヤ)生まれ、アルメニア人。帝政ロシアの画家。
貧しい家庭であったが、傑出した画才から援助を得てサンクトペテルブルク美術アカデミー
に進み、金メダルを得て卒業。風景画で稼いだ賞金でクリミアに行き、黒海沿岸の都市で
肖像画家として活動。ヨーロッパ各地を旅する。後に海洋画の評判からロシア海軍より
長年にわたり制作を依頼される。
その後、イスタンブールへ行きオスマン帝国の宮廷画家となった。
生涯にわたり6000点を超える多くの作品を残している。