御文を心に刻む (謹賀新年 2022)

新年、明けましておめでとうございます。

 ”人類を 結ぶ聖典 心肝に われ地涌なりと 壁を破れや
                (池田先生 2022年元旦)

好きな御文がさらっといえたらいいな、と思うわけです。

「心肝に」染めるとは、究極的には我こそは法華経の行者であるとの
自覚を持ち、日蓮大聖人と同じ精神、行動をするということなので
本来それはもう、とてつもなく大変なわけです。

第二祖・日興上人も御書を心肝に染めるよう、指南されてます。
「当門流に於いては御書を心肝に染め極理を師伝して」
(日興遺誡置文)

しかし一方で法華経には、
「一句でも胸に刻んだら成仏する」とか、
「一句でも人に語れば如来の使いである」などとも書かれていますから、
一句でもよいと考えると気が楽です。

法師品第十
法華経の一偈一句を聞いて随喜する人に私(仏)は阿耨多羅三藐三菩提を記別しよう」

また、牧口先生は以下の御文に線を引いて大事にされていたといいます。
「能く竊(ひそか)に一人の為にも法華経を説かん、当(まさ)に知るべし是の人は則ち如来の使なり」
(ただ一人のためにも妙法を説く人は仏の使いである 諫暁八幡抄p580 )

御書には胸に残る御文がたくさんありますので、できるだけ御書を繙いて
心にとどめていいけたらと思います。


「唯一の実り豊かな道は繰り返しの道」(ガウディ)